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『ギャッベ』とは・・《ギャッベフェアは1月24日(土)~》

ギャッベフェアが今週末1月24日(土)から開催されますが、『ギャッベ』について簡単にご説明を。
実はギャッベはインテリア雑誌などに取り上げられ、インテリア業界ではちょっとしたブームです。
Room+本館ではギャッベを取り扱い始めてからもうすぐ5年になります。
最近では雑貨屋さんなどでもいろいろ見かけるようになり、価格の安い模倣品などもたくさん出回るようになってきました。
でも実際、『ギャッベ』って何?という方が多いかと思いますので、簡単にご説明させていただきます。

『ギャッベ』とはペルシャ語で「粗い」という意味でペルシャ絨毯の一種です。
ペルシャとは現在で言うところの「イラン」です。
つまり、イラン製です。
そしてイランの中でも、カシュガイ族・ロリ族といわれる遊牧民の方によって織られた手織り絨毯です。
dkgfdm1.jpg遊牧民ですので羊たちを育てています。
その羊の毛を春先に刈ります。
羊と聞くと白のイメージですが、黒や茶色の羊もいます。
dkgfdm2.jpg
そして刈った羊毛をジャシールの葉や茜の根っこなど、伝統的な手法の草木染で染めていきます。
いろいろな色の糸があるのはこの草木染という工程で造られています。
日本の伝統技術「藍染」も草木染の一種です。
dkgfdm3.jpgそしてこの羊毛を使ってカシュガイ族・ロリ族の女性達が空いた時間を利用して庭先などで織ります。
dkgfdm4.jpgざっくりと説明するとこれで完成です。
つまり『ギャッベ』とはイランに住むカシュガイ族・ロリ族の女性によって織られたウール100%の草木染手織り絨毯のことです。
dkgfdm5.jpg
ですので、Room+本館では生産国の異なるものは一切取り扱っておりません。厳密に言うとカシュガイ族・ロリ族の方が織ったイラン製のもの以外は取り扱っておりません。
また、化学繊維や化学染料をしようしたものも一切ありませんので、100%天然素材の絨毯です。

またギャッベの織りや技術は最近、和食や和紙で話題になったユネスコ無形文化遺産に2010年に登録されています。

実際に見て、触れていただくとギャッベの良さがわかるかと思います。
ぜひこの機会にご来店いただければと思います。

ギャッベフェアは1月24日(土)から2月2日(月)までの期間限定開催です。

皆様のご来店を心よりお待ちいたしております。


2019年2月

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このページは、room+が2015年1月20日 09:42に書いたブログ記事です。

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