明日から開催!第12回ギャッベフェア 《ギャッベとは・・》

明日10月15日(土)から開催されます第12回ギャッベフェア。

今年で12回目ということもあり、「ギャッベ」についてご理解いただいている方も多くいらっしゃいますが、今日は改めてギャッベについて簡単に、ご説明させていただきます。

「ギャッベ」とは南ペルシャ(今のイラン南西部)に住む、ロリ族・カシュガイ族の女性達によって織られたウール100%の手織り絨毯のことをいいます。

ウール100%と聞くとニュージーランドやオーストラリアの羊をイメージしますが、イランの羊は違う種類の羊になります。

色は白の毛ばかりではなく、茶色やこげ茶、黒などの羊もいます。

djngnsm1.jpg意外と皆さん知らないのでびっくりされます。

また、気温差が非常に激しいザクロス山脈の麓にいるので、非常にふかふかとした羊毛になっています。

夏と冬で気温差はなんと±30度もあります。

この羊を育てているのが遊牧民のロリ族・カシュガイ族の方で、女性達が時間のあるときに織っているのがギャッベです。

男性は織りません。織るのは女性のみです。

djngnsm2.jpgそして、テントを張りその中で生活をし、ギャッベを織ったりしています。djngnsm3.jpg刈られた羊の毛は原毛そのままを使って織る場合もあれば、草木染めという手法で毛を染め、様々な色合いを造りだし、カラフルなじゅうたんを織ったりします。

化学染料で染めるのではなく、茜の根っこやジャシールの葉っぱなど、自然のもので染める為、色合いが一定ではなく自然な染まり方をするのも、表情が豊かになる理由のひとつです。

djngnsm4.jpgそして染められた糸を使って、伝統的な織り機を使って織っていきます。

小さいサイズのギャッベは一人でおりますが、大きなラグサイズとなるとみんなで並んで織ります。

djngnsm5.jpgこうしてひとつひとつ丁寧に手で織られたじゅうたんがお店に届きます。

djngnsm6.jpgウール100%の草木染手織りじゅうたんとだけ言ってしまうとさっぱりとしてしまいますが、このようにひとつひとつ丁寧に織られていると思うと感慨深いものがあります。

すべてが手で織られている為、ギャッベは線がまっすぐではなかったり、色にムラがあったり、形が歪んでいたりしますが、それが個性であり特徴でもあります。

表情が豊かでやさしい雰囲気がお好きな方にはぴったりのじゅうたんです。

フェアは明日10月15日(土)からRoom+本館1階にて9日間限定で開催されます。

皆様のご来店を心よりお待ちいたしております。

なお、Room+本館で取り扱うギャッベは上記のように、ロリ族・カシュガイ族の女性達によって織られたMade in Iranのギャッベしかございません。

産地のことなる、インドや中国・チベットなどの模倣品は一切取り扱っておりません。

*画像の無断転用が多いので、画像の後にうっすらとRoom+のロゴが入っています。ご了承ください。

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