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『ギャッベ』とは・・ 《ギャッベフェアは9月20日から》

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今回でギャッベフェアも8回目を迎えることができました。
ただ、まだまだ「ギャッベ」って?という方もたくさんいらっしゃいますので、簡単にご紹介。
「ギャッベ」は昔のペルシャ、現在のイラン南西部で織られているウール100%の草木染じゅうたんのことです。
ザクロス山脈の麓で暮らすロリ族とカシュガイ族の女性がひとつひとつ手で織っています。
ギャッベを織るのは女性で、男性は織りません。
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春先に遊牧している羊の毛を刈り、それを草木で染めます。
kkhgnsmk1.jpg羊と聞くと白い毛のイメージが非常に強いですが、茶色、こげ茶などの羊もたくさんいます。
そして、刈った毛をジャシールの葉やざくろの根っこなどの草木で染め、紡ぎます。
その毛を使って織られたじゅうたんが「ギャッベ」です。
kkhgnsmk3.jpg玄関マットやミニギャッベは1人で織りますが、ラグサイズのように大きなギャッベは横に並んでみんなで織ります。
大きなラグをみんなで織る技術はさすがだと思います。
最後に織りあがったギャッベの織りの細かさや柄の多さ、仕上がりでギャッベの評価額つまり値段が決まります。
gbori.jpgギャッベは一番標準的な織りで10cm横糸に約20目結んであります。
アマレは約35目、リーズは50~70目結んであります。
つまり、織りが細かくいろいろな柄が入っているほうが価格が高くなります。
ただし、高いギャッベが良いギャッベという評価ではなく、労働時間や技術に対する評価です。
素朴な柄がお好きな方にはギャッベ、アマレの織りがお勧めですし、アートな要素があるギャッベがお好きな方にはリーズがお勧めです。
いろいろ見比べながらギャッベを見るのも非常に楽しいです。

Room+本館で取り扱っている「ギャッベ」はカシュガイ族・ロリ族の方が織ったウール100%の草木染じゅうたんということです。
つまり、産地がイランでは無いじゅうたん・手織りではないもの・ウール100%ではないもの・草木染もしくは原毛ではなものはRoom+本館では取り扱っておりません。
また、すべてのギャッベはシリアルナンバーにて管理していますので、後々のクリーニング時や修繕の時も安心です。

50年100年と永く使えるじゅうたん「ギャッベ」をぜひこの機会にご覧ください。

フェアは9月29日(月)まで開催中です。


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このページは、room+が2014年9月17日 10:22に書いたブログ記事です。

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